校長挨拶

R7.4.8  令和7年度茨城県立藤代紫水高等学校 第43回入学式式辞

 生命の息吹を感じさせるこの季節、希望に満ちた春がこの山紫水明の地にも巡ってまいりました。
 
 本日ここに、茨城県議会議員川口政弥様をはじめ多数のご来賓のご臨席と、保護者の皆様のご列席を賜り、令和7年度茨城県立藤代紫水高等学校第43回入学式を挙行できますことは、本校にとってこの上ない喜びであり、心より感謝を申し上げます。
 
 ただいま入学を許可された241名の皆さん、入学おめでとう。私たち教職員をはじめ、2年生・3年生の在校生が、皆さんを祝福し、歓迎いたします。
 
 今日から皆さんは、藤代紫水高校の一員です。新しい環境、新しい仲間との出会いに胸を膨らませていることと思います。
 
 高校生活は、中学校とはまた違う、多くの学びと経験が詰まった時間です。この3年間をどのように過ごすかが、皆さんの未来を大きく左右します。

 本校では、皆さんが 「安心して学び、自分の可能性を最大限に伸ばすことができる環境」 を提供するために、様々な取り組みを進めていきます。その1つが 「面談週間」 です。

 高校生活では、学業や部活動、人間関係など、様々な壁にぶつかることがあるでしょう。時には、進路について悩んだり、勉強が思うように進まなかったりすることもあるかもしれません。そんなときに、一人で悩まず、先生や仲間と話し合いながら解決の糸口を見つけることが大切 です。

 「面談週間」は、皆さんが安心して相談できる時間を確保し、一人ひとりに寄り添うために設けた制度です。進路や学習のことはもちろん、日々の悩みや不安についても気軽に話せる場として活用してください。先生方は、皆さんの成長をしっかりと支え、一緒に考えていきます。

 高校生活は、自分の未来を切り開く大切な時期です。自ら考え、行動し、挑戦することを恐れず、前向きに取り組んでください。
 
 失敗しても大丈夫です。大切なのは、その経験から学び、次にどう生かすかを考えることです。そして、仲間とともに支え合い、充実した学校生活を送ってください。
 
 最後に、保護者の皆様にお願い申し上げます。藤代紫水高校は、生徒一人ひとりの成長を第一に考え、全力でサポートしてまいります。

 ご家庭でもお子様の成長を温かく見守り、学校と協力しながら、よりよい高校生活が送れるよう支えていただければ幸いです。

新入生の皆さんのこれからの活躍を期待し、式辞といたします。

令和7年4月8日
茨城県立藤代紫水高等学校長 小島 幸夫

 

R7.4.7 令和7年度 始業式あいさつ

 皆さん、おはようございます。新しい学年のスタートにあたり、皆さんの元気な顔を見ることができ、大変うれしく思います。春休みの間にリフレッシュし、新たな目標を持って今日を迎えたことと思います。新学期の始まりは、気持ちを新たにし、これからの一年をどう過ごすかを考える大切な機会です。

 さて、今年度から本校では 「面談週間」 を創設します。これは、皆さんが自分の進路や学校生活についてじっくり考え、先生方と話し合う時間を設けることを目的としています。皆さんの中には、「悩みがあってもなかなか相談でき ない」「将来のことをじっくり考える機会が少ない」と感じている人もいるかもしれません。そんな皆さんのために、より相談しやすい環境を整え、先生方とじっくり話せる時間を確保する ことが大切だと考えました。

 面談週間では、先生方とじっくり向き合い、今の自分を振り返ることができます。勉強のこと、部活動のこと、友人関係、将来の進路など、どんなことでも構いません。一人で悩まず、ぜひ先生方と話し合いながら、自分の道をしっかりと見つめていきましょう。

 また、新年度は新しい環境に慣れることも大切です。「仲間とともに学び、高め合う」 ことを意識してください。困ったときは周りの仲間に相談し、支え合うことが大切です。

 最後に、皆さんには「挑戦する気持ち」を大切にしてほしいと思います。今年一年、新たな目標に向かって、一歩ずつ前に進んでいきましょう。先生方も全力でサポートします。皆さんの成長を期待しています。

 それでは、今年一年が実り多いものになるよう、共に頑張りましょう。

 

R07.3.21  令和6年度終業式講話

この1年間、それぞれの目標に向かって努力を続けてきた皆さんに、心からの敬意を表したいと思います。 学業、部活動、学校行事など、様々な場面で皆さんの頑張る姿を見て、成長を感じることができました。 紫水祭や体育祭では、仲間と協力し、全力を尽くす姿が印象的でした。 また、部活動や各種大会での活躍も、学校の誇りです。

「失敗は成功のもと」という言葉通り、大切なことはそこから何を学び、次にどう活かすかです。「変化を恐れず、挑戦する心を持つこと」です。 新しい環境や経験に不安を感じることもあるかもしれませんが、成長するためには挑戦が必要です。自分を信じ、一歩踏み出す勇気を持ちましょう。

春休みを次のステージに向う第一歩と捉え、有意義に過ごしてください。

  

R07.3.1 令和6年度第40卒業証書授与式 式辞

本日ここに、茨城県立藤代紫水高等学校の卒業式を挙行するにあたり、卒業生の皆さん、ご家族の皆様に心からお祝いを申し上げます。

 卒業生の皆さんは、この3年間、学業はもとより、部活動や学校行事を通じて多くのことを学び、成長してきました。思い出深い日々の中で、時には困難に直面し、それを乗り越えてきたことでしょう。その経験こそが、これからの人生において皆さんを支える力となるはずです。

 さて、江戸時代の儒学者・佐藤一斎の言葉に、次のようなものがあります。

「少にして学べば、則ち壮にして為すこと有り。壮にして学べば、則ち老いて衰えず。老いて学べば、則ち死して朽ちず。」

 この言葉は、子どものころに学ぶことが、大人になって大きな成果を生み、大人になってからも学び続けることで、年老いてもその力が衰えることがなく、そして、生涯にわたって学び続けた人は、死んだ後も、自分の社会への役立ちは次の世代へ引き継がれていくという意味です。

 皆さんは、今まさに「壮にして為すこと有り」の時を迎えようとしています。これから進む道は、一人ひとり異なりますが、どの道を選ぼうとも、学び続ける姿勢を忘れず、自らを成長させてください。学びとは、単に学校の勉強にとどまらず、人と関わり、社会に貢献し、自己を高めることでもあります。

 また、皆さんを支えてくださった保護者の皆様におかれましては、これまでの愛情深い支えに対し、深く感謝申し上げます。お子様の成長を見守り、励まし続けてこられたことと思います。今日という日が、ご家族にとっても誇らしい日となることを願っております。

 最後に、卒業生の皆さんの未来が希望に満ち、輝かしいものとなることを心から祈念し、私の式辞といたします。

令和7年3月1日 茨城県立藤代紫水高等学校長 小島 幸夫

 

R07.1.8 始業式  

  皆さん、新年あけましておめでとうございます。新しい年とともに3学期が始まりました。本日こうして、皆さんの元気な顔を見られることを大変うれしく思います。

  冬休みはいかがでしたか?部活動や勉強に励んだ人、家族や友人と過ごした人、それぞれの時間を大切にできたことと思います。この冬休みが皆さんにとって良いリフレッシュの機会となり、今日からの学校生活に向けてエネルギーを蓄えられたのではないでしょうか。

  私について言えば、年末に生徒会の方々と「楽しい学校づくりワーキングチーム」に参加し、近隣高校の方々との交流が、大変参考になりました。また、新年には、陸上部の皆さんと千勝(ちかつ)神社まで、初詣ランニングを行い、大変気持ちよい汗を流しました。

  新しい年を迎えた今だからこそ、自分の目標をもう一度見つめ直す良い機会です。目標とは、自分の人生の指針となるものです。毎日の努力を積み重ねることで、その目標に一歩一歩近づくことができます。困難に直面することがあるかもしれませんが、その時こそ自分の成長のチャンスだと考えてください。

  最後に、皆さんに一つお願いがあります。それは「感謝の心」を持つことです。友達、先生、家族、そして自分自身を支えてくれるすべての人や環境に感謝する気持ちを忘れないでください。感謝の気持ちが、皆さんの毎日をより充実させてくれるはずです。

  3学期は短いですが、皆さんが実り多い時間を過ごせるよう願っています。一日一日を大切にし、全員で素晴らしい締めくくりができるよう頑張りましょう。

  本年もどうぞよろしくお願いします。

 

R06.12.20 終業式

 先ほど伝達表彰式や壮行会がありましたように、みなさんそれぞれによく努力しました。特に3年生は、進学や就職によく頑張りました。まだ、決まっていない人もいますが、最後まで粘って頑張ってください。

  2学期の終業式にあたり、皆さんには、1つお話したいと思います。それは目標を持って、努力を継続するための方法です。その方法とは、目標を達成した自分になりきって、今の自分に手紙を書く方法です。私の今の目標は、来年 11月実施予定の校内マラソン大会で、ハンドボール部新キャプテンに勝つことです。そこで、こんな手紙を書いてみました。

1年間の努力が報われ勝つことができたね。
8キロ過ぎで引き離された時はもうダメかと思ったけど、そこで粘れたのは、1年間走り込んだ成果だね。まさかこの年になって、こんな最高の気分が味わえるとは思っていなかったよ。ありがとう。君には敬意を表するよ。

 私はこんな方法で目標を達成してきました。また、今日はこんな大勢の前で言葉にしてしまったので、もう引き返すことはできません。目標を達成するためには、みんなの前で宣言するのもいい方法かと思います。
 今年も後残りわずかです。3年生は、新天地での目標を、1、2年生は進学や就職に関する目標や部活動での目標などをたて、目標を達成した自分になりきって、今の自分に手紙を書き、1年ないし2年努力を継続してみてはいかがでしょうか。1年ないし2年後には、きっと今とは違う自分に出会えるはずです。

R06.09.28 第27回紫水祭 閉祭式

紫水祭は、いかがでしたでしょうか。紫水祭は、皆さんが仲間と一緒に協力し、挑戦する場です。その中で学んだことや得た経験は、これからの学校生活において大きな力になるでしょう。

また、この紫水祭を支えてくれた先生方、保護者の皆さんにも感謝申し上げます。皆さんのサポートがあってこそ、無事にこの日を迎えられました。

紫水祭はこれで終わりますが、この経験を糧に、さらに大きな成長を進めてください。 そして、来年もさらに素晴らしい紫水祭をみんなで作り上げましょう

皆さん、お疲れ様でした。

 

R06.09.27 第27回紫水祭 開祭式

皆さん、おはようございます。

紫水祭がいよいよ開幕します!この時を迎えるにあたり、生徒会の皆さん、実行委員の皆さんをはじめ、たくさんの生徒や先生方が一生懸命準備にあたられました。そのことについて、心から称賛したいと思います。

紫水祭は、皆さんの創造力、そしてチームワークが発揮される場です。企画や展示を通じて、皆さんの力を、ぜひ思い切り表現してください。

藤代紫水高校の伝統を大切にしながら、新たな一歩を踏み出すこの紫水祭が、皆さんにとって思い出深いものになることを願っています。

 

R06.09.27 ハンドボールU19アジア選手権報告会

ハンドボールU19日本代表がアジア選手権で初優勝を果たしました。本校からは、フジイヨウスケさん、オオハシマサトさん、オオタハルトさんの3名が、日本代表に選ばれ、優勝に貢献しました。特にオオハシマサトさんは、大会MVPに選ばれる活躍を見せました。藤代紫水高校でも大いに祝いたいと思います。

この優勝は、長年にわたる努力と、日々の練習を大切にした結果の賜物です。 特に、アジアという大舞台での勝利は、簡単に手に入るものではありません。力、そして仲間との強い絆が、この素晴らしい成果に続いたのだと思います。

また、この優勝は、選手たち自身の努力だけでなく、指導者や家族、そして支えてくれた多くの方々の力があってこそのものだと思います。

アジア選手権での優勝は、皆さんにとっての新たな始まりでもあります。この経験を糧に、さらに高い目標に向かって挑戦し続けてください。藤代紫水高校も、皆さんの飛躍を心から応援しいます。

 

R06.09.02 始業式

皆さん、おはようございます。今日から新しい学期が始まります。

夏休みは、学びや活動から一歩離れ、リフレッシュする大切な時間でした。家族や友人との時間、部活動での努力、あるいは勉強に打ち込んだ人もいるでしょう。この期間に得た経験や学びを、ぜひこれからの学校生活に活かしてほしいと思います。

部活動について、一言述べたいと思います。先ほど表彰でもありましたとおり、ハンドボール部がインターハイ全国3位。また、国民スポーツ大会関東ブロック大会を突破し、10/10から行われる本大会への出場を決めました。皆さんの努力に対して心より敬意を表します。

さて、新しい学期に入るにあたって、皆さんに一つ伝えたいことがあります。それは「挑戦する心」です。私たちの学校では、生徒一人ひとりが自分の目標に向かって挑戦し続けることを大切にしています。挑戦には、時には失敗もつきものですが、その失敗から学ぶことこそが、真の成長をもたらします。

また、この新学期は、皆さんがこれまで以上に「仲間との絆」を深める機会でもあります。学校生活の中で、クラスメートや部活動の仲間と助け合い、支え合いながら成長していくことが大切です。藤代紫水高校の皆さんが、この学校での時間を「かけがえのない仲間と共に過ごす時間」として大切にしてほしいと願っています。

最後に、健康には十分注意し、しっかりと体調を整えながら、新しい学期をスタートしてください。今学期も皆さんが輝く場面をたくさん見られることを楽しみにしています。

それでは、新学期、共に頑張っていきましょう。

 

R06.07.18 終業式

とても誇らしいメールが届きましたのでご紹介いたします。

 龍ケ崎市駅近くのセブンイレブンの反対側、目の前の交差点は交通量も多くよく事故などもある場所なのですが、先週の7/9(火)に横断歩道を渡ったところで足が不自由らしき男性が転倒してしまいました。

私もすぐ助けに行けばよかったのですが、赤信号になってしまったこともあり、反対側から見ていたところ、おそらく藤代紫水高校の生徒さんが乗っていた自転車から降りて男性を立たせてあげようとと肩を貸して安全な場所に移動させてあげてました。

他にも信号待ちをしていた高校生は見過ごして行ってしまったのに、そちらの生徒さん(2人、男子)は今から学校だし急いでいるのはみんな一緒だと思うのに素晴らしいなと感動してしまいました。

私はこちらが地元ではないので、その日はどこの高校の制服か分からずお子さんが居る方や地元の方に調べてもらい、藤代紫水高校という事が判明したので、メールさせていただきました。

そちらの生徒さん達がもしその日遅刻してしまったりして、良いことをしたのに注意されてしまったりしていたら…と考えたらいたたまれなく、このようなメールをさせていただいた次第です。

長文で脈絡もなく申し訳ありません。

つまりはその生徒さん達に良いことをしていることを必ず見ていてくれる人が居るんだよってことを知ってほしいのと、そのような行為を自然に出来ているのが本当に素晴らしいと褒めてあげたいのです。

素晴らしい生徒さんが居る藤代紫水高校ですね。では、お忙しいところ大変失礼いたしました。

皆さん、自信を持って、夏季休業を有意義に過ごしてください。

 

R06.04.09 入学式式辞

 皆さんは、今日から藤代紫水高等学校での生活が始まります。
 本校は、「知性を磨き、心を豊かにし、じょうぶな身体をつくろう」の校訓のもと、バランスのとれた人間を育成するという、創立以来の理念が受け継がれ、様々な分野において実績をあげてまいりました。
 本校における高校生活三年間は、心もからだも大きく成長し、社会生活を営む上で必要な資質と能力を養う大切な時期であります。
 日々の生活の中で、生涯をかけるに値する大きな「夢」を見つけ出し、その「夢」を実現させるため、1日1日の高校生活を、また、1時間1時間の授業を大切にしてください。
 そこで、皆さんには、2つのことを心がけて欲しいと思います。
 1つ目は、基礎・基本となる知識や技能をしっかりと身に付けて欲しいということです。基礎基本を身に付けることによって、物事の原理や本質がわかり、多くのことがらに応用することができます。謙虚に学ぶ姿勢を大切にしてください。
 2つ目は、何事にも問題意識を持って、積極的に行動することです。目標を高く掲げ、自らできることは何か、どうすればできるかを考え、行動してください。
 本校での様々な活動を通して、自己を確立し、大人への第一歩を踏み出して欲しいと考えます。

 

R06.04.08 ハンドボール部選抜出場報告会

 ハンドボール部の皆さん、全国選抜大会での準優勝おめでとうございます。私も準々決勝北陸高校戦を中継で観戦させていただき、皆さんの溌剌としたプレーに、新しい学校でも、また頑張ろうという思いを強く持つことができました。ありがとうございました。
 私が常々思っていることです。部活動でも勉強でも、結果を追い求めることは大切なことだと思いますが、結果だけを追い求めるのは、少し違うような気がします。私は結果だけではなく、過程、その結果に至ったプロセスを大切にすることがより大切だと思っています。
 なぜなら、よい結果が得られなかった時だけでなく、満足のいく結果を得られた時でも、その結果に至った過程を振り返ることによって、よかった点、改善すべき点が浮き彫りとなり、次に生かすことができるからです。常勝軍団といわれるチームは、常に過程を振り返り、よい点は、より一層磨きをかけるとともに、どんな小さな課題も見逃さず、真摯に受け止め、 改善の努力を惜しまないと聞いております。
 私が述べたようなことは、ハンドボール部の皆さんには、もう当たり前のことかもしれませんが、校長という役柄のため、あえて述べさせていただきました。

 

R06.04.08 始業式

 本日、私たちは新しい学年の始まりを迎え、また新たな一歩を踏み出します。この瞬間は、私たちにとって非常に大切なものであり、共に学び、成長する素晴らしい旅の始まりです。
 新しい学年の生徒の皆さんにお祝いの言葉を送りたいと思います。皆さんはこの学校の一員として、知識を得るだけでなく、自己成長し、自らの夢や目標を追求する機会を得ることができます。この学年が、皆さんにとって充実したものとなり、将来に向けての準備をする大切な時間となることを願っています。
 生徒の皆さんに1つのメッセージを送りたいと思います。この学校での経験は、あなた方の人生において非常に重要なものとなります。だからこそ、全力で取り組んでください。自分自身を信じ、様々な課題に立ち向かう勇気を持ってください。

 

令和6年4月に、藤代紫水高校校長に着任いたしました小島幸夫(こじまゆきお)です。

どうぞよろしくお願いいたします。